KA・I・KA(香癒花)Project



「花を、楽しむ。

 花を、親しむ。」

をコンセプトに全国の花好きのためのイベントを主催しています。

香り豊かに

癒しの力がある

花。

その花たちに囲まれる

花の産地愛知から。

全国へ発信するイベントをし、

規格外のお花をより消費するように。

花を贈る文化形成をめざして、エシカルに訴える場を創っていきます。

開催

2022.10.8

オンセブンデイズ西尾店

2022.10.15 

愛知県豊橋市

オンセブンデイズ曙店

2023.4.15

刈谷市

みなくる広場

2023.4.29-30

2023.6.2.3

イオンモール豊川

2024.5.11.12

イオンモール熱田





インタビュー概要


「花には、心を豊かにする力がある」

テレビや新聞等、各メディアでも紹介されている今話題のドライフラワーリスト堀 祐次郎さん。

”花の生命を永く、そして美しく”というコンセプトで廃棄、規格外生花をドライフラワーにする活動をされています。

今年の10月には愛知県にて、ドライフラワーに限らず、生花、鉢花、加工雑貨等も楽しめる、花を親しむ人に向けた主催イベント『香癒花(KAIKA)マルシェ』を開催予定。

 

今回はそのイベントに込める想いを伺ってきました。

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花が心にもたらす効果を伝えたい

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記者:今回、初めての主催イベントということですが、何かきっかけはあったのですか?

堀さん:きっかけは様々なんですが、まず一つ目にコロナ禍でフランスのとあるニュースを目にしたことですね。ロックダウン中のフランスでは「閉鎖的で心が苦しいから、生活の中にお花が欲しい」という声が多くあがったそうなんです。一見、生きてく上では必要ないように思える花が、フランス人の彼らにとっては必要だったんです。実際、花の需要はコロナ禍からの今の時代が最も高まっているんですよ。

記者:それは、花が心の癒やしになっているということですか?

堀さん:はい。自殺やうつ病などが社会問題となっている世の中で、フランスでは花に効果があることが文化として築かれています。心を豊かにする手段の一つが花なのであれば、その文化を日本でも広めていきたいと思ったんです。

記者:人々の疲れた心を豊かにしたいという想いからだったのですね。素晴らしいですね。

他にはどんなきっかけがあったのですか?

堀さん:事業でミャンマーに訪れたことがあるのですが、インフラが整っておらず、水質も悪く、道路整備もされていないため事故も絶えないというような環境でした。恵まれた生活環境の日本と比較すると、ミャンマーの人々の生活は幸せとは程遠くあるように思えませんか?

記者:確かに、日本の環境と比較するとそうかもしれません。

堀さん:けど、現地で生きている彼らは、とても幸せそうだったんです。毎日を楽しく生きたいという想いに溢れ、むしろ私達日本人以上に笑顔で過ごしている人が多いことに驚きました。

記者:それは驚きますね。ミャンマーの人々はなぜそんなに幸せそうなのでしょうか?

堀さん:ミャンマーでは宗教上の文化として、たとえ裕福でなくても献花することに対してのお金は厭わないんです。”贈る贈られる” ”花を手向ける”が当たり前にあるミャンマーの人々の文化が、彼らの幸福度を高めているように感じました。その時、花は贈られる側だけでなく、贈る側の心も豊かにすることを知ったんです。

記者:なるほど。贈ることでも幸福度が高まるのですね。

   堀さんご自身は、人生の中で何か花の効果を実感したことはありますか?

堀さん:はい。幼少期は両親が忙しく、叔母の家に預けられることが多かったんです。

その家で、兄、叔母、叔父と一緒に眠る寝室には、見上げるといつも天井いっぱいのドライフラワーが揺れていました。花は、私にとっての”家族”を思い出す象徴です。3人共今はこの世を去ってしまったのですが、日々の生活の中にあった花の存在に、”家族”や”温かみのある場所”を提供してもらっていたことを私は感じています。

記者:日常にある花が、ご家族との大切な思い出の一部になっていたのですね。

堀さん:そうです。私は花を通じて、「自分は恵まれていて、愛されていて、幸せだ」と気づけるきっかけをもらいました。花にはダイレクトな愛情表現を伝える手段として、言葉以上のメッセージ性があると思っています。

 

 

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花を広めることより大切なこと

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記者:今回開催のマルシェには、どんな方に来ていただきたいですか?

堀さん:花好きの人はもちろんですが、その中でも特に、子育て世代に来ていただきたいと思っています。

記者:なぜ子育て世代なのですか?

堀さん:実は私のワークショップ自体が一時的な託児空間になることもイメージしているんです。

これまで数々のワークショップをしてきましたが、「買い物をしてくるから、あなたはここで遊んで待っててね」という親子のやりとりをよく見かけました。その光景を見る度に、親も子どもと離れて自分を大切にする時間って必要だよなって思っていたんです。

記者:確かに、子育てをしながら自分の時間をつくることはなかなか難しいと聞きますね。

堀さん:子どもを大切にするのはもちろんなんですが、親自身が自分の心に余裕がない状態だと、子どもに愛情を注ぎたくても、”注ぎきれない” ”注ぎ続けられない”ということが起きるんじゃないのかなって思うんです。託児施設を利用するのも一つの手段ですが、私はもっと日常の中で手を差し伸べられる環境をつくりたいと考えています。「お子さんに教えてる間、ゆっくり買い物してきてくださいね」という一言を添える。そんな役割になれることが何より幸せで、花を広めることよりも重要だと思うようになりました。

記者:堀さんにとって花はその為の手段でもあるのですね。

堀さん:はい。コロナ禍以降、世の中では理不尽なクレームが増えていると聞きました。心に余裕が持てない人が増えているということだと思うんです。私自身は既にたくさんのものをもらってきて、幸せの度合いがマックスに近い状態にあります。だからこそ、周りの人達にもそんな幸せを感じてほしいと強く願うようになりました。心に余裕が持てない自分を否定してほしくないんです。私も含め、誰しもがそんな時期を経て生きてきていると思うので。全ての人の心を豊かにはできなくても、まずは自分の近くにいる人を笑顔にしていくことが最優先です。

記者;だからこそ日常の中で身近にいる人に手を差し伸べられる託児空間をイメージされているのですね。

最後に、堀さんの今後のビジョンを教えてください。

堀さん:これまで想いが”伝わる”、”伝わらない”は、受け取り手の様々な環境やタイミングの影響を受けることを度々感じてきました。私が最も目指したい世界は、「受け取り手の”心の余裕”をつくる社会」です。既に幸せに満ちていて心に余裕がある人が、どんな他者も受け入れていく世界が広がれば、人の心の豊かさを育み、幸せの連鎖が生まれていくのではと考えています。それを伝わりやすい"花"の力を借りて実現したい。その一つが、今回の『香癒花マルシェ』なんです。

記者:堀さんの熱い想いが込められたマルシェなのですね。当日ぜひたくさんの方にお越しいただきたいですね。私も楽しみにしています。

(ライター/ぜいりさ)